1964年11月号の表紙に登場しているのは「バービー人形」です。アメリカのマテル社が1959年に発売したバービー人形ですが、実は最初のバービー人形は日本で生まれたのです。
表紙にもある国際貿易という会社が、マテル社からの依頼でバービー人形の開発・生産を手掛けました。マテル社が求めるクオリティは非常に高く、それに応えるべく試作をくり返しながら完成させたそうです。
そしてバービー人形はアメリカやヨーロッパで爆発的に売れ、その数年後に日本でも国際貿易が発売をスタートしました(現在はマテル・インターナショナルが販売しています)。
2019年にデビュー60周年を迎えたバービーは、ファッションアイコンとして世界中の子ども達に愛されてきました。さらに、ここ数年はファッションだけでなく、様々な体型や髪・肌の色のバービーや、車いすに乗ったバービーなどが登場するなど、多様性(性別・人種・職業・体型など)を表現する存在にもなっています。