1981年7月にエポック社が発売した「カセットビジョン」はカセット交換式のTVゲーム機。当時のTVゲーム機は海外メーカー製のものが主流で4~5万円台と高額でしたが、カセットビジョンは1万円台と低価格を実現して大ヒットとなりました。
ファミコンが発売されるのは2年後の1983年なので、カセットビジョンが国内の家庭用TVゲーム機の草分け的存在といえます。
ソフトの代表作といえば、プレイヤーがイノシシやヘビをよけながらひたすら木を切り倒していく「きこりの与作」で、他にもスポーツゲームやシューティングゲームなどがラインナップしました。
1984年には次世代機となる「スーパーカセットビジョン」が発売され、11月号の表紙には読売ジャイアンツの原辰徳選手が登場しています。