業界を超えたリサイクルプロセス確立のイメージ
グループ内で家電リサイクル事業を行う三菱電機と、食用に適さない古米や破砕米を原料とした日本発のお米の環境素材「rice resin®（ライスレジン）」を使用したダイヤブロック「OKOMEIRO®（オコメイロ）」の製品開発を行っているカワダが、家庭内で不要となったプラスチックを回収し、資源としての活用に向けたプラスチックリサイクルの共同研究を開始しました。
身近にある家電や玩具について、両社がそれぞれ保有する知見を融合することで、環境に配慮した技術開発と業界を超えたリサイクルプロセスの確立を目指し、持続可能な社会の実現に貢献します。
その一環として、「東京おもちゃショー2024」で家電由来のリサイクル材から試作されたダイヤブロック「MEGURIIRO™（メグリイロ）」が出展され、リサイクル材製の玩具の受容性が調査されるほか、8月31日・9月1日のパブリックデーには家庭内で不要となった玩具の回収が実施されます。
東京おもちゃショーに行かれる方は、ぜひブースに足を運んでおもちゃのリサイクルを体感してみよう！
■共同研究の概要
【期間】2024年8月6日（火）～2025年3月31日（月）
【内容】不要となった玩具のプラスチックリサイクルに関する組成調査・選別技術開発項目の抽出・受容性調査などの実施、業界を超えたリサイクルプロセス確立の検証
【役割分担】
三菱電機：不要となった玩具の回収・管理、プラスチック選別・リサイクルプロセスの検討／玩具由来リサイクルプラスチックによる家電の試作製造
カワダ：リサイクルプラスチック（家電由来・玩具由来）による玩具の試作製造
【今後の予定・将来展望】
「東京おもちゃショー2024」での受容性調査などを踏まえ、多種多様な用途でのリサイクル材の適用拡大の推進に向けて、共同研究を進めていきます。2025年3月を目途に、回収したリサイクルプラスチックの物性調査を完了し、新たな適用先製品の検討開始を目指します。
■お問い合わせ先
・三菱電機 統合デザイン研究所 問い合わせフォーム
・カワダ 長野工場 お客様サービス課 TEL 0268-62-1819